【船橋・マリーンC注目馬】今年から3歳限定戦で「Road to JBC」に指定 JpnIへの直行切符を手にする馬は
船橋競馬場で9月26日(木)に行われるマリーンカップ(3歳牝・JpnIII・ダ1800m)。昨年までは春に3歳上牝馬のマイル重賞として行われていたが、今年から3歳限定戦かつ1800mに距離延長となり、施行時期も秋口に変わった。同時にRoad to JBCに指定され、勝ち馬にはJBCレディスクラシックへの優先出走権が与えられる。 【写真】アンデスビエントこれまでの軌跡 今年の出走馬は6頭とやや寂しくなったが、JRA所属馬4頭は重賞ウイナーか3勝馬でハイレベルな戦いになりそう。ここを制し、JpnIへと駒を進めるのはどの馬か。発走予定日時は26日(木)の20時5分。主な出走馬は以下の通り。 ■アンデスビエント(牝3、栗東・西園正都厩舎) 安定した先行力を武器に、これまで馬券圏内を外したのはデビュー3戦目(4着)の一度のみ。5月に1勝クラスを3馬身半差で完勝すると、続く関東オークスでも先手を取って7馬身差の圧勝と、世代上位の力を見せつけた。母アンデスクイーンは、現役時代にダート重賞3勝の名牝。素晴らしい血統背景も武器に、秋はさらなる飛躍が期待される。 ■アンモシエラ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎) 1月のブルーバードCで初タイトルを獲得すると、春は関東オークスには向かわず、牡馬混合の三冠路線にチャレンジ。前哨戦の京浜盃で2着に入り、羽田盃ではハナを切ってアマンテビアンコから1馬身差の2着に健闘。東京ダービーでも3着と見せ場を作った。別路線を歩んできたアンデスビエントとの力関係がカギ。ライバルを破り、再びJpnIを目指したい。 ■テンカジョウ(牝3、栗東・岡田稲男厩舎) 今年2月の初陣は13番人気と伏兵の一頭だったが、1馬身半差でデビュー勝ち。続く条件戦は3着に敗れたものの、3戦目は2着馬が完全に抜け出したところを差し切る強い内容。勢いそのままに2勝クラスも2馬身半差で完勝し、重賞に駒を進めてきた。スタートに不安を抱えているものの、鋭い決め手はまったく見劣らない。3連勝で初タイトルなるか。 そのほかにも、札幌で1勝クラス、2勝クラスを連勝してきたクラヴィコード(牝3、栗東・中村直也厩舎)、準重賞を7馬身差で圧勝したザオ(牝3、船橋・米谷康秀厩舎)などが出走を予定している。