【MLB】ヤンキース フアン・ソト引き留め失敗なら大砲ピート・アロンソ獲得か リゾFAで一塁が空席に
ヤンキースはアンソニー・リゾの来季オプション(年俸1700万ドル)を破棄したため、一塁が空席となった。チーム内にはベン・ライス、DJ・ラメイヒューといったレギュラー候補がいるものの、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、メッツからFAとなった大砲ピート・アロンソの獲得を狙う可能性もあるようだ。ただし、アロンソ獲得の行方はフアン・ソトの動向次第。ヘイマン記者は「ソトを逃した場合の最優先のバックアッププランがアロンソだ」と報じている。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 15年ぶりのリーグ優勝を成し遂げたヤンキースにとって、今オフの最重要課題はソトの引き留めだ。ただし、ソトは総額7億ドルの超大型契約を狙っていると言われており、豊富な資金力を持つメッツやドジャースの参戦も予想されるため、ヤンキースがソトと再契約できるかどうかは予断を許さない。そして、ヤンキースはソトを逃した場合のプランもすでに準備しており、最有力候補に挙がっているのがアロンソだという。 リゾが退団して一塁が空席となっているヤンキース。今季は攻撃面で一塁手がほとんどチームに貢献できなかったことを考えると、メジャー6年間で226本塁打を放っているアロンソはチームにフィットする存在と言える。ただし、OPSが.900を超えたのは新人メジャー記録の53本塁打を放った2019年だけであり、通算OPSは.853に過ぎない。今季172三振を喫しているように、決して完成度の高い打者ではなく、「ソトの後釜」を任せるのはやや荷が重いだろう。 ヤンキースはソトとリゾのほかに、主力野手ではグレイバー・トーレスとアレックス・バーデューゴもFAとなっている。バーデューゴの穴に関しては、有望株のジェイソン・ドミンゲスをレギュラーに登用することで埋められるが、トーレスの後釜はチーム内に見当たらない。ソトの引き留めが最優先であることは間違いないが、一塁と二塁の穴をどう埋めていくかも今オフのポイントとなりそうだ。