インド中銀、政策金利を6.5%に据え置き-5対1で決定
(ブルームバーグ): インド準備銀行(中央銀行)は5日、7会合連続で政策金利を据え置いた。総選挙が迫るインドでは、夏季に向け猛暑への警戒感からインフレ加速懸念が再び強まっている。
6人から成る金融政策委員会は5対1で政策金利のレポ金利を6.5%に据え置くと決定。ブルームバーグ調査で39人のエコノミスト全員が予想した通りとなった。
同委員会はまた「緩和の撤回」という比較的タカ派的な政策スタンスの維持も決めた。
インドのインフレ率は中銀目標の4%を引き続き大きく上回っている。力強い成長見通しがインド中銀にインフレに焦点を絞る余地を与えているとダス総裁は述べた。
ダス総裁はまた、インド準備銀行の「最重要課題」は引き続き外貨準備の増強であり、これは「サイクルが変わった時や土砂降りの時」に役立つと話した。同総裁によると、外貨準備高は3月29日時点で過去最大の6456億ドル(約97兆6100億円)に達した。
原題:India Central Bank Holds Key Rate as Inflation Risks Persist (1)、RBI’s Das Says Building Forex Reserves Buffer is ‘Prime Focus’(抜粋)
--取材協力:Jeanette Rodrigues.
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Anup Roy, Shwetha Sunil