生活に余裕はないですが、多少無理をしてでもマイホームを手に入れたほうがよいのでしょうか?
借り入れ前にシミュレーションをする
マイホームを購入するか、しないのかを考えた結果、「やっぱりほしい」となったときには、返済計画に無理がないかを確認することが必要です。そのためには、事前に借り入れと返済をシミュレーションすることが大切です。 シミュレーションは、住宅保証機構の他、各金融機関のホームページ上でシミュレーションできます。借入先が決まっているのなら、その金融機関のシミュレーターのほうが、より実態に近い結果を知ることができます。 シミュレーションをすると返済額はいくらか、あるいは、いくらまで借りられるのか等も確認することができる場合がありますが、生活にかかるコストは家庭ごとに違ってきます。 シミュレーション結果のみで判断するのではなく、毎月の生活コストを差し引いても返済できるのかを判断することが大切なのです。もし、返済計画に無理があるような場合は、日々の生活コストでカットできることはないのかを確認することも重要です。 マイホームに限らず、何かを手に入れるときには、何らかの努力が必要になることは少なくありません。少しの背伸びが後に大きな負担になることがありますので、慎重に判断することが大切なのです。 執筆者:飯田道子 ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト
ファイナンシャルフィールド編集部