前フェザー級王者の梅井泰成と元KNOCK OUT王者の安本晴翔が対戦。ともに勝利の先に王者・門口佳佑を見据える【RISE176】
RISEの21周年記念大会となる「RISE176」(2月23日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が1月13日、都内で行われた。 前フェザー級王者で現在ランキング2位の梅井泰成(Mouton)とフェザー級4位で元KNOCK OUT-REDフェザー級王者の安本晴翔(橋本道場)が対戦する。 梅井は2022年3月に行われた王座決定戦で平野凌我を破り王座獲得も8月の初防衛戦で門口佳佑に敗れ王座陥落。再起戦となった昨年2月の魁斗で判定負けを喫し、10月のウォームとの一戦では偶然のローブローを受けドクターストップとなってしまい、1R37秒でノーコンテストとなっている。 安本は2022年7月から主戦場をRISEに移し、その初戦となったメールダード・サヤディ戦では1Rにダウンを奪いKO勝ちのジャッジが下されたが、試合後にダウンがパンチのダメージによるものか、前腕部によるダメージによるものか否かが検証された結果、ノーコンテストに。仕切り直しとなった10月の山川賢誠戦では1RでKO勝ちを収め、改めてその実力を見せつけたものの、その後、2022年12月のシュートボクシング(SB)との対抗戦で川上叶に敗戦。K-1との対抗戦で斗麗に、岡山ジム主催興行で髙橋聖人に勝利を収めるも、昨年8月のSBとの対抗戦で魁斗に敗れ、いまいち勢いに乗り切れない状況となっている。前戦は昨年11月の澤谷大樹戦でここは判定勝ちを収めている。
会見でRISEの伊藤隆代表は「非常に楽しみな試合。梅井にとっては真価を問われる試合。安本はここ一番で結果を出せない部分もあったが、この勝者が次期挑戦者に近づくのではないかと思っている。非常に勝負論のあるカード」と位置付けた。 安本は「同階級の2位の梅井選手とできてうれしい。今年中にフェザー級のベルトを獲りたいと思っているので、ここで勝って次に進みたい」、梅井「安本選手がRISEに来た時からずっと戦いたいと思っていた。日本のフェザー級のトップクラスの選手。この選手を倒せば、タイトル戦に向けていいマッチが組まれると思う。今年は自分にとっては積み上げる年だと思っている。ここを乗り越えて積み上げていきたい」とともにここで勝利を収め、その先に門口の持つ王座を見据えた。 互いの印象については安本は「前王者ということもあり、強さはもちろんうまさもある」、梅井は「速いし、攻撃のキレもすごい。他団体でいっぱいタイトルを取っているだけあって、さすが。オールラウンダー」と互いに高評価。 試合については安本が「技術の攻防だったり、とてもレベルの高い試合ができると思っている」と語れば、梅井も「自分も同じ。レベルの高い攻防ができると思う。その中でも、KOシーンとか倒す場面が作れれば最高だなと思っている」と応じた。