【図解】五輪代表選考 群雄割拠レスリングは最速9月にパリ五輪内定
女子53キロ級・19歳の藤波朱理選手は23年4月のアジア選手権で優勝し、公式戦連勝記録を「119」に伸ばし、吉田沙保里さんの記録に並びました。長い手足を生かし、得意の高速タックルで相手をいなしながら攻撃をしかけるプレースタイルでパリ五輪に向け、さらに連勝記録更新を狙います。
男子フリースタイル57キロ級・リオ五輪銀メダルの樋口黎選手。22年は61キロ級でアジア選手権、明治杯、世界選手権で優勝、57キロ級でも天皇杯で優勝し、ここまで負けがありません。「パリまで無敗で駆け抜けて行ければ」と話していました。
男子グレコローマンスタイル60キロ級で東京五輪銀メダルの文田健一郎選手。柔軟な体を生かし、上半身のみで戦うグレコローマンスタイルならではの「反り投げ」を得意としています。世界選手権代表の選考大会となる6月の明治杯は、ハムストリング肉離れのため大事をとって欠場。22年の天皇杯で優勝しているため、7月のプレーオフで世界選手権の出場権獲得を目指します。
<今後の主な大会>
明治杯全日本選抜選手権大会(東京体育館):6月15日(木)~18日(日) 世界選手権(セルビア・ベオグラード):9月16日(土)~24日(日) 天皇杯全日本選手権(代々木第二体育館):12月21日(木)~24日(日) パリ五輪:2024年8月5日(月)~11日(日)