中年になっても物覚えがいい人になるための秘策 学んだことを記憶に定着させるための脳の使い方
海馬がファイアリングするためには、理解系がしっかり働いて、「この刺激は昔の刺激とここが違って面白い」と違いを説明することが重要です。 また、記憶系脳番地は8つの脳番地の中でもっとも低酸素に弱い性質があります。ぼーっとしがちなときは、海馬が低酸素に陥っている可能性が大。いったん自分がやっていることから離れて、海馬を休ませてあげましょう。 左脳の海馬は言語系、右脳の海馬は非言語の映像系の役割を主に担っているので、参考書で勉強しているなら、言語系(参考書を読む)から映像系(YouTubeを使って勉強)に切り替えてあげると、左脳の海馬を休ませてあげられることになります。
自分の状態を把握して、海馬ちゃんのパフォーマンスが下がらないようにしてあげることが重要です。
加藤 俊徳 :医学博士/「脳の学校」代表