ロレックス・モンテカルロ・マスターズ

初戦突破を果たしたノヴァーク・ジョコビッチ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）は9日にシングルス2回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ（セルビア）が世界ランク41位のR・サフィウリンに6-1, 6-2のストレートで圧勝し、2年連続14度目のベスト16進出を果たすとともに、今季クレーコート初戦を白星で飾った。試合後には「素晴らしいスタートを切ることができた」とコメントした。 【ジョコビッチ、シナーらモンテカルロMS組合せ】 世界ランク1位で36歳のジョコビッチが同大会に出場するのは17度目。2013年と2015年には優勝を飾っている。 今大会は上位8シードが1回戦免除のため、ジョコビッチは2回戦からの登場となった。今季クレーコートの初戦となったこの試合、ジョコビッチはストローク戦でサフィウリンを圧倒。試合を通じて14本のウィナーを決めた一方で、アンフォーストエラーは5本に抑えた。 サービスゲームでは1度もサフィウリンにブレークポイントを与えず、リターンゲームでは5度のブレークを奪い、1時間10分で3回戦進出を決めた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。 「素晴らしいスタートだ。まだ1試合だけど、自分のフィーリングでは本当に満足しているよ。まだトーナメントは始まったばかり。明日以降もこのリズムと集中力を維持して、2試合目も今日と同じようなプレーができるように頑張りたいね」 3回戦では世界ランク24位のL・ムセッティ（イタリア）と対戦。ムセッティは2回戦で同36位のA・フィス（フランス）をストレートで下しての勝ち上がり。 ジョコビッチはムセッティとの顔合わせについて「僕は何も怖くないし、誰に対しても怖くない。でも、彼（ムセッティ）はクレーコートで最も才能のあるプレーヤーの1人で、美しい片手バックハンドを持つ。それに彼はとても運動能力が高いね。彼は多くの素晴らしいことができる。イタリアだけでなく、世界でも最も有望な若手プレーヤーの1人だよ」 同日には第5シードのA・ズベレフ（ドイツ）や世界ランク25位のJ・シュトルフ（ドイツ）らが16強入りを決めた。