【パリ五輪】バドミントン混合複の渡辺勇大/東野有紗が4強でメダルまであと1勝!単は日本勢4人が決勝トーナメントに挑む
バドミントンの競技5日目(現地7月31日)は、いち早く決勝トーナメントが始まった混合ダブルスの準々決勝で日本の“ワタガシペア”が勝利をつかんだ。2大会連続のメダル獲得へあと1勝に迫っている。 【画像】パリ五輪に挑むバドミントン日本代表選手12名を一挙紹介! 世界5位の渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)は、同6位のデチャポン・プアバラヌクロ/サプシリー・タエラッタナチャイ(タイ)と対戦。第1ゲームは相手に7連続得点を奪われるなど一時9点差がつく苦しい展開となったが、徐々に追い上げると23-21の逆転で先行する。その勢いのまま第2ゲームは序盤から優位に立ち、21-14で決着をつけた。 東京五輪準々決勝の再現となったカードを制し、“ワタガシペア”は次の準決勝で同1位の黄雅瓊/鄭思維(中国)と激突する。東京ではこの種目で日本勢初の銅メダルに輝いたものの、本人たちには満足できる結果ではなかった。「自分たちのプレーをしっかり出して、決勝に進めるように頑張っていきたい」(東野)とリベンジに燃える。 一方、男女シングルスの予選ラウンドでは、第2戦に臨んだ日本勢4選手が揃って勝利を収め、決勝トーナメント進出を決めている。 男子シングルス同5位の奈良岡功大(NTT東日本)と、同10位の西本拳太(ジェイテクト)、そして女子シングルス同10位の大堀彩(トナミ運輸)は、ストレートの快勝。大堀は試合時間わずか34分の圧勝だった。 同6位で五輪出場3度目の山口茜(再春館製薬所)は、同31位のミシェル・リー(カナダ)に第1ゲームを終盤の逆転で22-24と奪われる苦戦を強いられた。しかし、一時5点差をつけられた第2ゲームを21-17で制すると、ファイナルゲームは中盤からリードを広げて21-12。元世界ランキング1位の実力者が3大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。 また、すでに予選ラウンド敗退が決まっていた男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)ペアは、同2位のデンマークペアに敗れて2勝目ならず。1勝3敗で大会を終えた。 なお、現地8月1日に行われる男女シングルスの1回戦の対戦相手は次のとおり。 西本拳太 対 クンラビット・ビティサラン(タイ/同8位) 奈良岡功大 対 周天成(台湾/同11位) 山口茜 対 スパニダー・カテートン(タイ/同16位) 大堀彩 対 ヤオ・ジア・ミン(シンガポール/同20位) 構成●THE DIGEST編集部