佐賀・唐津くんち、「宵曳山」で開幕…ちょうちんに照らされ14台の曳山が巡行
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「唐津くんち」(唐津神社秋季例大祭)が2日、佐賀県唐津市で始まり、大勢の観客が詰めかける中、同日夜に14台の曳山(やま)が市中心部を巡行する「宵曳山(よいやま)」が行われた。 【写真】昨年の佐賀・唐津くんち
「宵曳山」ではちょうちんなどの明かりに照らされた曳山を、法被姿の曳(ひ)き子たちが笛や鉦(かね)、太鼓の音色とともにゆっくりとひいた。13番曳山「鯱(しゃち)」は、石川県輪島市の輪島塗業者が表面の漆塗りの修復作業を手がけ、能登半島地震からの復興を祈願する立て札が掲げられた。
唐津くんちは4日まで。3日は中心行事の「御旅所神幸(おたびしょしんこう)」が行われる。