東京SG、堀越康介主将がチーム50キャップ 節目の一戦で「大さんにガチギレされた…」 SH流も期待「ホリを男に」
◆ラグビー ▽リーグワン第13節 東京SG 60―10 三重(13日・秩父宮) 東京SG(旧サントリー)が今季昇格組の三重(旧ホンダ)に60―10と大勝し、10勝目。計9トライを奪う猛攻で、3位に浮上した。主将のフッカー堀越康介は試合後「いい場面も沢山あったが、リーダーがミスをすると締まらないゲームになると感じた。後半は0―0のイメージから1個1個作り上げようと言う話をして、それが40分間出せたのはよかった」と総括した。 堀越とっては節目の一戦となった。2018年に当時のサントリーに入団して、前身のトップリーグ時代を通じてこの日がチーム50キャップ目。昨夜はこの6年を振り返ったと言い「感謝という言葉が一番強く思い浮かんできた。色んな人にサポートをしてもらって、僕のサンゴリアスのキャリアが始まって今も続いてると感じたので。今日はそういう人たちのためにも、絶対にいい試合をしようと思っていた」と語った。田中澄憲監督は「今後100キャップ、150キャップと重ねていけるような、サンゴリアスを象徴するような選手になってほしい」と期待。チームを束ねる主将は「目の前の仕事を1個1個重ねて、最終的に100キャップいった、というキャリアにできたら」と応えた。 晴れの一戦となったが、自身のプレーについては「アタックは0点」と辛口。前半は15分までに3トライを奪ったが、その後は攻めきれない時間帯も続いた。「僕も普段はあまりしないノックオンを2回したし、(流)大さんにガチギレされた」と堀越。試合中、緩んだ空気を察したSH流は「僕自身が求めるレベルではなかった。そのスタンダードは、絶対に見逃しちゃいけない部分」と、FW全体にゲキ。堀越は「それによってFWがいい動きになった。リーダーシップの面でも、もっと成長していけたら」と、自戒を込めて振り返った。 6季ぶりの優勝を目指すチームの主将。昨年は、W杯日本代表にも名を連ねた。もっとも、流は堀越について「チームで一番タフな選手。言葉は下手だけど、ついて行きたいと思えるキャプテンなので。今のチームのシンボル、タフな戦いをする象徴。ホリを男にしてあげたいな、という事はメチャクチャ思っている」と評価する。東京SGは、上位4チームによるプレーオフ進出へ大事な戦いが続く。19日は静岡戦(秩父宮)。堀越主将は「強いチームで、セットピースがカギになると思う。いい準備をして臨みたい」と闘志を燃やした。
報知新聞社