富山県小矢部市の宮島峡で川下り 訪日客向けモニターツアー、3ヵ国の家族連れ参加
富山県小矢部市のインバウンド(訪日客)向けの観光モニターツアーが3日、市内で始まり、3カ国の家族連れが宮島峡での川下りなどを通じ、小矢部の自然を満喫した。4日まで。 市は市観光協会と連携し、金沢市や岐阜県の飛騨高山地域からの訪日客に向けた旅行商品づくりに取り組む。ツアーは観光庁の補助事業で「おやベンチャーツアー」と銘打った。北陸在住で米国、ロシア、中国の各国籍を持つ8人が参加した。 市を代表する景勝地の宮島峡で参加者はウエットスーツを着て、二の滝から一の滝に向かい子撫(こなで)川を約300メートル下った。桜町JOMONパークでは火起こしや石器を使った調理などを体験し、縄文時代の生活に触れた。自然を感じてもらうため、レンタサイクルに乗って移動した。 4日は山々に囲まれた子撫川ダムを見学したり、市内を一望できる稲葉山牧野で小動物と触れ合ったりする。