國學院大學久我山 倉浪章仁顧問「勉強を上手くできる生徒はサッカーでも強い」【文蹴両道】
――1学年が約450人、そのうち中学受験で入学した完全中高一貫生(高校入学生とは6年間別クラス)が約300人、高校入学生が約150人、高校受験にはスポーツ推薦入学もあるようですね。それぞれ、サッカー部員の比率を教えて下さい。 サッカー部の部員数は全体で例年220人ほどで、1学年約70人になりますが、そのうち中高一貫生は20~30人ぐらいです。このうちほとんどが久我山中学のサッカー部出身ですが、久我山中学のサッカー部に所属せずJクラブのアカデミーや地域のクラブに所属し、久我山高校に進学したあと高校サッカー部に入部する生徒もいます。一貫生の中にも高校で主力になる生徒もいます。 他の40~50人程度が高校入学生で、そのうちスポーツ推薦のサッカー部の枠は9名。スポーツ推薦での入学者は高校でスポーツクラスに属することになります。 ――ちなみに、サッカー部の大学進学実績はどんなものでしょう。 1月の冬の高校選手権を3年の最後までやり抜いた代でも、一般選抜で東京工業大学や東京学芸大学などへの合格する生徒がいました。基本的に、勉強を上手くできる生徒はサッカーでも強いという傾向にありますが、もちろん、3年間レギュラーになれずスタンドで応援していた部員のなかから東京大学合格者が生まれることもあります。 昨年のチームですと、主将の普久原陽平は学校推薦型選抜で筑波大学へ、背番号10を背負った山脇舞斗は指定校推薦で早大へ進学しました。このふたりは、スポーツクラスではありません。「なんだ推薦か」と思われるかもしれませんが、近年の推薦入試は学力も重視しますので、勉強もしっかりやらないと合格できません。また、スポーツクラスの部員でも、例年、早慶に2人ずつぐらいが進学し、全員がMARCH以上の大学を目指します。 #2に続く (文=二本木昭) (写真=二本木昭、國學院大學久我山高校サッカー部提供)