鹿児島県のインフルエンザ感染者数 前週の2倍以上 薬薬の供給が追いつかない…
鹿児島放送
県内のインフルエンザの感染者数が急増しています。 最新の1週間の報告数は前の週の倍以上となっていて県は注意を呼び掛けています。 県内の今月9日から1週間のインフルエンザの定点当たりの報告数は前週の倍以上となる29人で3週連続で増加しています。 すでに5つの保健所で、現在、県内全域に発令されている注意報より一段上の流行発生警報の基準値30人を超えています。 年齢別では10歳から14歳までが最も多く県によりますと県内の小中学校では今月9日から13日までに9校で学年閉鎖、16校で学級閉鎖の措置がとられています。 県は咳エチケットなど基本的な感染防止対策を心がけるよう呼び掛けています。 鹿児島市にある内科・消化器内科が専門のクリニックでは今月に入ってインフルエンザの患者が増え始め、多いときは1日10人近くが陽性と診断されるといいます。 現在はA型の患者が多く、発熱していないケースも増えているということです。 瀬戸山クリニック 瀬戸山仁 院長 「インフルエンザというと発熱が一般的な症状だったがのどの痛みや鼻水という症状だけでも陽性になる方もいる」 重症化すると肺炎などを併発する恐れもあります。 また、マイコプラズマ肺炎や新型コロナの感染も広がっていて、薬の供給が追いつかない状況も。 瀬戸山クリニック 瀬戸山仁 院長 「咳止めや去痰剤が少なくなっている患者に応じて薬の使い分けをし、しのいでいる」 飲食を伴い集まる機会や移動も多い年末年始。 感染リスクが高まる場面が増えるため、基本的な対策を怠らず、一層の注意が必要だと指摘します。 瀬戸山クリニック 瀬戸山仁 院長 「気になる症状がある場合はマスクをつける『感染しているかもしれない』と考えながら予防策をとることが大事」