山下リオ「普段以上にキュンとした」 恋愛リアリティ番組『韓国ドラマな恋がしたい』裏話
若手俳優の男女8人が、共同生活を送りながら男女ペアで6つの恋愛ドラマの主演をかけてオーディションに挑む! しかもドラマには、毎回キスシーンが…。そんなNetflixのリアリティシリーズ『韓国ドラマな恋がしたい』に出演している山下リオさん。 追い込まれた状況での優しさにいつも以上にキュンとしました。 「このシリーズのことは、以前から知っていました。『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』に出ていた方と帰国直後に現場で一緒になって、『キスとか恋愛とかいいじゃ~ん』なんて冷やかしていたんです (笑) 。そのオファーがまさか自分にくるとは! 驚きましたが、新しいお仕事に挑戦したいタイミングだったこともあり、すぐに心を決めました」 今シリーズの舞台は韓国。共同生活を送る俳優陣は、韓国と日本の俳優8人。韓国人俳優の一人が日本語を話せるものの、そのほかのメンバーは相手の国の言葉をほとんど理解することができない。日常会話は、スマホアプリの翻訳機能でのやり取りだ。 「直接会話はできなくても、それでかなりコミュニケーションはとれていたと思いますよ。でも、みんなと打ち解けられるようになったのは、共同生活を始めて半月以上経ってから。最初にペアを組んだ男性以外の異性と話すのは、自分のパートナーにも、ほかの女子メンバーにも悪い気がして…」 この番組のキモは、男女ペアになって、ドラマ主演のためのオーディションに挑むこと。オーディションは6回あり、ペア決めは男性が話し合って女性を選ぶなど、毎回方法はさまざま。それによって、誰が誰のことを気になっているのかも浮き彫りになり、回を追うごとにメンバーの感情が揺さぶられていく様子が伝わってくる。 「私は仕事と恋愛を分けて考えてきたタイプ。キスシーンもたくさん演じてきましたし、演技の恋が本気に変わるなんて、あり得ないって思っていたんです。でも今回は、恋愛リアリティ番組ということで、せっかくなので恋をしたいとも思っていました。それにいつもなら相手役の俳優さんと撮影が終わったら現場で別れるのに、ここでは共同生活をしているので、家に帰っても一緒。オーディションに受からないなどそれぞれ追い込まれることもあるなか、自分を飾る余裕がなく、本質的な部分が出やすい状況ではあったというか…。そういう時のふとした気遣いや優しさに、普段以上にキュンとしたところはあると思います」 これまで「空気を読んで行動することが多かった」という山下さんが自分の殻を破り、恋模様に波乱 (! ?) を起こす展開にも要注目。また、今作は韓国の人気ドラマを手がけたスタッフなど韓国クルーがドラマ制作を担当しているのも大きな見どころ。いま勢いのある韓国エンタメの制作現場とは? 「監督から裏方さんまでチームの連携がきっちりとれている。無駄な動きがなく、圧倒されるほどでした。でも、“演じる”という部分では日本と変わらず、私が感情に乗り切れなかったと思うところは監督も同じように気づいてくださるなど、言語が違っても通じ合える。海外作品への挑戦も遠いことではないと感じられました」 この番組に出演して得られたことは、さまざまあるという。 「女子メンバーとは役を掴むうえでも恋愛でも、時にライバルに。でも、そうならざるを得ない状況はお互いに理解していたので、負の感情は抱かなかったし、むしろ素の自分を見せ合ったことで、今もみんなで遊ぶほどの仲になれました。視聴者の方々には、私たちのリアルな人間くささを楽しんでいただけたらと思います (笑)」 『韓国ドラマな恋がしたい』 恋愛リアリティ番組『脱出おひとり島』『あいの里』を送り出してきたNetflixが、『恋愛ドラマな恋がしたい』シリーズのABEMAとタッグを組み制作。韓国ソウルを舞台に、若手俳優の男女8人が演技に恋に奮闘する姿を、スタジオMCの近藤春菜さん、あ~ちゃん、福徳秀介さん、小森隼さん、谷まりあさんが見守る。韓国男性のアツさも。最終回は12月26日配信。全12話。 Netflixシリーズ「韓国ドラマな恋がしたい」独占配信中 やました・りお 1992年10月10日生まれ、徳島県出身。10代からCMやファッション誌のモデルとして活動。代表作は連続テレビ小説『あまちゃん』や、映画『寝ても覚めても』など。今回参加した女性メンバーの中では最年長で、大のお酒好き。 ワンピース¥60,500 ピアス¥42,900 (共にハイク/ボウルズ TEL:03-3719-1239) 右手のリング¥18,040 左手のリング¥13,750 (共にバルブス/ズットホリック) ブーツ¥50,600 (オールセインツ/エイチスリーオーファッションビュロー TEL:03-6712-6180) ※『anan』2023年12月27日号より。写真・吉松伸太郎 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・北 一騎 (Permanent) 取材、文・保手濱奈美 (by anan編集部)