パトレイバー・大阪グランフロントで緊急デッキアップ
事前告知なしでも大勢の人がグランフロント大阪うめきた広場に集まった THE PAGE大阪
アニメ「機動警察パトレイバー」の実写映画プロジェクト「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」で使用されている実物大「98式AVイングラム」の緊急デッキアップイベントが11日、大阪市北区のグランフロント大阪・うめきた広場で行われた。事前告知なしという形ながら、広場に突如現れたイングラムに道行く人らは騒然。サイレンの音を合図に始まったデッキアップは、本番さながら? の盛り上がりを見せた。同イベントは、午後1時半と同4時からも同広場で行われる予定。
事前告知なしもSNS拡散で大勢の見物人
同イベントは、今年5月に全国で公開される「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の公開に合わせ、実際に撮影で使用された98式AVイングラムを全国各地に出張。本番さながらのデッキアップを行うもの。 全国各地で、デッキアップイベントを行っては各地で様々な反響を呼んでいるが、関西では昨年8月に大阪市住之江区の南港ATCで約1週間にわたって行われたほか、京都府の平安神宮前でも行うなどしており、往年のファンから子どもたちまで多くの人気や注目を集めている。 今回のグランフロントでのデッキアップは、諸般の事情から事前告知ができなかったが、開始時刻の午前11時ごろには、突然現れたイングラムに反応を示す通行人も多く、SNSなどでも「大阪駅にパトレイバー居るし」といった書き込みが多く見られ、人も次第に集まってきた。
整備班「大阪のみなさん盛り上げスゴイ」
イングラムを運ぶレイバーキャリアの制作などを担当し、自らも映画に特車二課整備班員として出演しているオノエンジニアリングの小野晃弘さん(46)は「昨年の南港でもそうでしたけど、大阪のみなさんは本当に盛り上げてくれてますし、来ていても楽しいです」とうれしそうに話す。 また、イングラムの整備については「やはり全国各地を回るので傷みなど補修作業は大変ですが、皆さんに喜んでもらえたらうれしいです」と笑顔を見せた。 午前11時のデッキアップと同時にサイレンが鳴り響き、イングラムがゆっくりと起き上がる。大阪駅の方から騒ぎを聞いて駆けつけたという此花区の女性(29)は「パトレイバーはよく知らないけど、これはスゴイ。ちょっと感動しました。さっそくツイッターにあげます」と興奮気味に話していた。