神奈川県の中井・渋沢丘陵をぐるりとサイクリング。薫風香る5月、自転車で体と心を整える旅へ
みなさん、こんにちは。CREAアンバサダーの水村真奈です。薫風香る5月、頬を撫でる風が心地よい季節ですね。 【画像】震生湖のある秦野市は盆地。周囲を山々が囲んでいます。この景色も自転車で移動するからこそ。 暑くなり過ぎず、天気も良いこの季節、サイクルツアーに出かけてみませんか。今回は私がこの春に体験した神奈川県の中井・山北を巡るジャパンエコトラックメディアツアーの様子をお届けします。 バイク初心者の私が全力で挑んだサイクリング記録、どうぞお楽しみください。
自転車などのエコな方法で日本を巡る、新しい旅の形
今回、参加したのは、アウトドアメーカー モンベルが推進する「ジャパンエコトラック」のメディアツアー。 ジャパンエコトラックでは、自転車など人力による移動手段で、日本各地の豊かな自然をはじめ、歴史や文化、グルメなどを満喫する新しい旅のスタイルを提案しています。全国各地のさまざまなモデルコースが登録されており、今回は「中井・渋沢丘陵サイクリングルート」を初心者向けにカスタムしたメディアツアーコースに挑戦しました。 スタート地点は、未病改善をコンセプトにした広大な複合施設「BIOTOPIA」。豊かな自然に囲まれて、なんだか気持ちの良い一日になりそうです。到着した頃は重かった雲も徐々に晴れていき、太陽の光が河津桜が美しく照らします。風を感じながらのサイクルツアー、出発前から清々しさを感じます。 今回のルートは渋沢丘陵を巡る、坂道が多めのコース。さっそく、登り坂の登場です。普段、自転車を乗り慣れていないので少し不安でしたが、ギアを軽くして、負荷を落としながらゆっくりと坂を上っていきます。 普段のシティサイクルとは違う、ロードバイクならではの乗り方に初めは戸惑いながらも、ジャパンエコトラックの公式アプリでルートを確認しながら進んでいきます。トンネルの中や、山沿いの車路など、普段は車でなんとも思わず通っていた道も、ロードバイクで走ると新鮮。全身を景色が通り抜けていく感覚にドキドキします。
自転車などのエコな方法で日本を巡る、新しい旅の形
坂を上りきると最初の目的地「震生湖」に到着です。この震生湖はその名の通り、関東大震災の影響で出来上がった湖だそう。日本で一番新しい湖でもあり、国の登録記念物に登録されています。 山の上にひっそり佇む水辺に立つと、その豊かな自然に、自分が今神奈川にいることを忘れてしまいそうです。自転車で来たからこその感慨にひたりながら、ひと息つきました。 ひと休みしたら、ランチへ。ここからは嬉しい下り坂、ちょうど菜の花が気持ちよく咲いていました。こうした季節を身近で感じることができるのもエコツーリズムならではの魅力ですね。 ランチをいただくのは、中井町の魅力を発信する「なかい里都まちCAFÉ」。この日は雲が多く、見ることができず残念でしたが、晴れた日は富士山を綺麗に望むことができるそう。 今回いただいた菜の花のパスタを初め地元の食材を活用したメニューが豊富な、なかい里都まちCAFÉには中井町の特産品も並びます。この日も採れたての菜の花などさまざまなものが販売されていました。 ゆるやかな丘陵地帯に位置する中井町は豊かな自然に恵まれ、さまざまな作物が採れるのだそう。里都まち(さとまち)なかいブランドという「これ!」という特産品を集めた独自の認定制度もあるのだとか。こうした地域ならではのお土産を手に入れながら旅を進めていくのも楽しいですよね。 後半戦は緩めの坂(といっても初心者の私にとってはじわじわしんどい登り坂)を再び上っていきます。キツイけど、こぎ続けていると、なんだか次第に心地よくなってくるような気もしてきます。 次の目的地は、相模湾を望むオリーブ園「ファームビレッジ湘南 中井オリーブ園」です。後もう少し!