NotebookLMでむずかしい契約書を解読!複雑な文章をAIでスムーズに理解する方法
回答のソースを絞り込むことで、ハルシネーションの発生を極力抑えて回答を生成することができるNotebookLM。リサーチからアイデアのブレスト、独学など幅広く活用できるのが魅力です。 NotebookLMでむずかしい契約書を解読!複雑な文章をAIでスムーズに理解する方法 この記事では、NotebookLMを使って、難解な文書や膨大な資料から、内容を噛み砕いて理解したり、求める情報に素早くたどりついたりする実践例を紹介します。 ▼NotebookLMの基本的な使い方
回答の引用箇所を参照できる
NotebookLM最大の特徴は、回答のソースを制限できることです。原則、ユーザーが読み込ませたファイルやURLの内容から生成できる範囲で回答が出力されます。 ChatGPTやGeminiでも読み込ませたファイルを基に回答を引き出すことができますが、ソースの該当部分をたどることが困難であり、ハルシネーション(誤った回答を生成すること)も度々起こります。 NotebookLMには、ユーザーが読み込ませたソースの内容から優先的に回答が生成されるだけでなく、生成された回答の根拠となる項目を同時に確認できるメリットがあります。 そこで、今回は日々の生活や業務などにおいて、大事だけどついつい読み飛ばしてしまう文書や膨大なページ数になる資料を想定して、AIの力を使った読み取り方を紹介します。
アプリやサービスの使用許諾を確認するときに
新しいアプリやサービスに使いはじめる際、使用許諾や個人情報の取り扱いなどを確認しないと登録が先に進まないことがありますよね。 クリックして内容を確認すると、小さな文字でびっしりとルールが書かれたページに移動。正直なところ、全文に目を通さずスクロールするだけで終わることもあります。そこで、テキストやWebページをNotebookLMに読みこませてみましょう。 NotebookLMを開いたら、新しいノートを作成します。 WebページのURLやテキストを貼り付けてソースを追加します(記事内で使用しているファイルはChatGPTで作成したダミー文書)。 読み込ませると、概要が表示されます。 チャットで質問してみましょう。 (例)このソフトウェアを使用する際、気をつけた方がいいことはありますか。 (例)このサービスを使うのは危険ですか? 生成された回答の文末にある数字をクリックすると、ソースの該当箇所が画面左側に表示されます。 ユーザーが懸念しているポイントを抽出したり、表現が難しい箇所の理解を深めるために活用できます。 他にも、契約書の内容を確認する場合に応用できるでしょう。本文をコピーしてNotebookLMに読み込ませて内容を確認していくと、気をつけるべきポイントを押さえながら確認することができるはずです。 ただし、個人情報の扱いには十分気をつけてください。