佐賀県内、インフルエンザ流行期入り 新型コロナとの同時流行に警戒
佐賀県は20日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。県内が流行期に入るのは昨年7月~今年4月以来で、新型コロナウイルス感染拡大前と比較して2~4週間遅い。県は新型コロナとの同時流行にも警戒を呼びかけている。 県健康福祉政策課によると、11~17日の1週間で定点医療機関(39カ所)当たりの患者報告数が1・03となり、国が流行開始の目安とする1・00を上回った。患者報告数は前週の31人から40人に増加した。 保健福祉事務所別では佐賀中部6人、唐津6人、鳥栖13人、伊万里1人、杵藤14人。鳥栖と杵藤の保健所管内で定点当たりの患者報告数が1・00を超えた。迅速検査キットで検出されたウイルスはA型が39人でB型は1人。保育施設2件で計24人が感染するクラスター(感染者集団)を確認した。 県は、小まめな手洗いや換気、マスクの着用、重症化予防に有効とされる予防接種の検討を求めている。(上田遊知)
上田遊知