今永昇太、『予言』的中の10失点大炎上… メッツとはメジャー初の再戦、初勝利のあと口にした一言
◇21日(日本時間22日) カブス1―11メッツ(シカゴ) カブスの今永昇太投手(30)は地元でのメッツ戦に先発。メジャー自己最短の3イニング0/3で、いずれも自己ワーストの3被弾、11安打10失点。14試合目の先発で初めて大炎上し、2敗目(7勝)を喫した。 ◆カブス・今永昇太「0・00」【写真】 自身の予言通りとなってしまった。メッツ打線とは今永にとってメジャーで初めての再戦。5月1日の初顔合わせは7回3安打無失点、7奪三振の快投で開幕から土付かずの5連勝を飾った。その直前、今永は「自分は通用していると思ってない。これから繰り返し対戦が続いて攻略されるだろうし、そのときが本当のスタートだと思っている」と語っていた。 この日は直球の平均球速が前回登板までの148キロから145キロに落ちるなど、全球種の球速がダウン。そのため際どいところに決まった球も痛打され、打球初速95マイル(約153キロ)以上の通称『ハードヒット』が実に11本、同100マイル(約161キロ)以上の打球が8本もあった。 防御率は、既にシーズン中盤ながら試合前の1・89(MLB3位)から2・96(同18位)まで膨れ上がった。 地元中継局マーキーSNのジム・デシェイーズ解説者は試合前、「2度目の対戦だからといって、相手にそれほどアドバンテージが生まれるとは思わない。前回の対戦から時間も空いている。投手は考え過ぎて墓穴を掘ることがある。自分が投手コーチならば『マウンドに行き、自分がやることをやれ』とだけ言うね」と語っていたが、残念ながらその言葉通りにはいかなかった。(写真はAP)
中日スポーツ