河野太郎氏が自民党総裁選に出馬へ…昨夜、麻生副総裁に意欲伝える
自民党の河野太郎デジタル相（６１）が秋の党総裁選に立候補する意向を固め、周辺に伝えた。２６日夜、自身が所属する麻生派を率いる麻生副総裁と東京都内で会談し、出馬への意欲を伝え、理解を求めたとみられる。出馬すれば、２００９年と２１年に続き３回目となる。
複数の関係者が明らかにした。麻生氏は前回総裁選以降、岸田首相を支持する立場を保ち、河野氏の出馬には慎重な考えとされる。河野氏は前回総裁選では、麻生派全体の支持を得られず、決選投票で岸田首相に敗れた。
河野氏は同派の動向を含む政治情勢を見極め、最終判断する。
河野氏は衆院神奈川１５区選出で、当選９回。国家公安委員長や外相、防衛相などを歴任し、菅内閣では行政・規制改革相を務め、新型コロナのワクチン接種を担当した。岸田内閣でデジタル相に就任し、昨年９月の内閣改造で留任した。
