弁当のおにぎり「ラップで握ったまま」はNG?ブロッコリーにも注意!食中毒対策を専門家&管理栄養士がW解説【ひるおび】
管理栄養士 渥美まゆ美氏: ブロッコリーは彩りで使いたくなるんですけど、小房に水分が溜まって雑菌が繁殖しやすい条件が整ってしまいますので、ピーマンなど表面がつるっとした食材を選ぶのも良いと思います。 恵俊彰: あのサイズでも危険なんですか? 東北大学大学院 小坂健教授: あまり温かいところで放置しておかなければ大丈夫ですし、菌が増えない状態にしておけばそれほど神経質になる必要はないんですが、少しでも菌がついているときにこの時期はすごく増殖しやすい。作るときに手洗いをきちんとするなどを徹底してもらえばいいと思います。 また、渥美氏によると「キュウリ」も水分を多く含むので、「ちくわキュウリ」は、「ちくわチーズ海苔」などに変更するのがベター。お弁当ではなく、朝ごはんや晩ごはんなどご家庭で楽しんでください。 ■ミニトマトのヘタは取る? お弁当のレギュラーメンバー、ミニトマトにも注意点が。 ◆ミニトマトはヘタをとってくぼみをよく洗う ヘタのくぼみに菌がたまりやすいので、ヘタが付いたまま入れるのはNG 管理栄養士 渥美まゆ美氏: 彩りが良いのでヘタをつけて入れる方が多いですが、意外と雑菌の温床になりますので取って下さい。 また、半分に切って入れるのは水分が出るのでおすすめしません。 小さいお子さんには(誤嚥の危険もあり)丸のままは入れられないので、彩りとして入れるならバランなど他の物を代用してみてください。 ■炊き込みご飯orドライカレー 食中毒対策にはどちらがいい? 答えは「ドライカレー」。 「炊き込みご飯」は具材から水分が出て傷みやすくなります。 「ドライカレー」はカレー粉に含まれるクルクミンに殺菌作用があるので、今の時期は「ドライカレー」がおすすめ。 カレー粉はご飯だけでなく、炒め物など他のおかずにも使えます。 管理栄養士 渥美まゆ美氏: 全て守ってくれるというわけではありませんが、抗菌的な作用が期待できるものは上手に活用すると美味しく食べられると思います。