「欧州を偉大に」EU次期議長国ハンガリーが標語、トランプ氏意識?
欧州連合（EU）理事会の議長国を7月から半年間務めるハンガリー政府は18日、議長国としての優先事項を発表した。掲げた標語は「欧州を再び偉大に」で、米大統領選挙でのトランプ前大統領のスローガン「米国を再び偉大に」とほぼ同じ。オルバン首相はトランプ氏の再選支持を明言しており、トランプ氏側との連携を意識した可能性がある。 【写真】2019年5月13日、ホワイトハウスで、ハンガリーのオルバン首相（右）を迎えるトランプ大統領（当時）=ロイター EUの主要機関の一つである理事会では、半年ごとに議長国が交代する。議事進行を担う議長国は、議事の設定などに一定の影響力を持つ。 ハンガリー政府は議長国としての優先事項に、EUの競争力強化に向けた協定の採択、欧州の防衛政策の強化、不法移民の阻止、農家本位のEUの農業政策などを掲げた。
朝日新聞社
