<センバツ>津田学園「競り合い後半勝負」、龍谷大平安「先制だめ押し理想」 センバツ監督対談
第91回選抜高校野球大会に出場している津田学園は、第3日の第1試合(25日午前9時開始予定)の1回戦で龍谷大平安(京都)と対戦する。津田学園・佐川竜朗監督(40)と龍谷大平安・原田英彦監督(58)に試合への意気込みなどを聞いた。【谷口豪、矢倉健次】 【今大会の全ホームランを写真特集で】 ――相手チームの印象は。 佐川監督 原田監督は私が高校生だった時代から指揮されており、細かい野球にたけている。チームの課題を克服し、昨秋の近畿大会で優勝したのだと思う。 原田監督 県大会3位から東海大会で準優勝したたくましさがある。選手は体が大きく、皆しっかりバットが振れている。投手は球が速い。 ――警戒する相手選手は。 佐川監督 左腕・野沢秀伍投手(3年)は130キロ台後半の速球がいい。近畿大会でよく打った4番・水谷祥平主将(同)が好調を維持している。 原田監督 1~6番は気が抜けない打者ばかり。前佑囲斗(ゆいと)投手(3年)は球速があり、打ち崩すのは大変だ。打者としても長打力がある。 ――自チームの状態は。 佐川監督 三重からこちらに来て暖かい日が続き、状態は上がってきた。第3日なので落ち着いて試合ができる。 原田監督 相変わらずハチャメチャで落ち着きがない。試合当日にどう戦うか、方向性が決まると思う。選手は集中してほしい。 ――望む試合展開と期待する選手は。 佐川監督 競り合って後半勝負。1、2番の大音壱汰、松尾夏希両選手(ともに3年)と9番・渡辺保育(やすなり)選手(同)のチャンスメークに期待したい。 原田監督 競った試合はしんどい。先制、中押し、だめ押しが理想。野沢投手が完封すれば負けることはない。当日に調子のいい選手に期待したい。