中国贈呈のトキ「ヤンヤン」死ぬ 27歳、国内初の人工繁殖に成功
環境省は24日、中国から1999年に贈呈され、佐渡トキ保護センター（新潟県佐渡市）で飼育していた国の特別天然記念物トキの洋洋（ヤンヤン）が死んだと発表した。雌で27歳だった。環境省によると、人間だと90歳ほどに相当するという。 同省によると、洋洋は雄の友友（ヨウヨウ）と共に来日し、99年に国内初の人工繁殖に成功した。このペアから生まれたトキでふ化したのは35羽。 今年6月ごろ脚を引きずるようになり、11月中旬に立てなくなった。その後、餌を食べることが困難になり、23日朝に動かなくなっているのを発見、死んだことが確認された。獣医師が解剖したところ、左脚関節を脱臼していた。
