フジファブリック、「この20年やってきたことをすべて詰め込もう」と…山内総一郎が語る
フジファブリックの山内総一郎(Vo/Gt)が、リリースしたニューアルバム『PORTRAIT』について語った。 【ライブ写真+セトリ】山内総一郎(フジファブリック)×斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/XIIX)が「ギタージャンボリー2024」でライブ! 山内が登場したのは2月27日(火)にJ-WAVEで放送された『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)のワンコーナー「MUSIC+1」だ。フジファブリックは2月28日(水)に3年ぶりとなるニューアルバム『PORTRAIT』をリリースした。
20年のすべてを詰め込んだアルバム
フジファブリックは4月に20周年を迎える。自身がフロントマンを務める山内は、節目の年にリリースとなったアルバム『PORTRAIT』への思いを語った。 山内:気負うところもあったりもしたんですけれども、この20年やってきたことをすべて詰め込もうと思いまして。とにかくデモソングというんですかね、それをたくさんたくさん作りました。 サッシャ:へー! 山内:自分たちのいいところが出るような曲を選曲してという感じですね。 ノイハウス:一応いっぱい作って、そのなかからまた選んでいったという、大変な作業ですね。 山内:毎回やっているんですけれども、その母数が多かったので。 サッシャ:今回は何曲から10曲になったんですか? 山内:数えられないですね。何10曲だとは思います。 サッシャ:それを勝ち残った精鋭たちということですね。 山内:まだまだいい曲はあるんですけど、とにかくこのアルバムのバランスとかも考えて、この20年のなかで今回は原点回帰的なコンセプトも自分たちには設けていて。12枚目のアルバムになるんですけど、アルバム毎に全然違う顔があるアルバムを出そうということで。だからいままでになかったようなアプローチもしつつ、良さも出しつつみたいな選曲をしました。 サッシャ:なるほど。このあと『PORTRAIT』を聴いてもらいますが、すごくフジファブリック歴史を感じさせるようなね。 山内:だからこそ、すごくシンプルにまとめようみたいな。 サッシャ:やっぱりそうなんですね。ザ・フジファブリックみたいな感じがします。 山内:みんなの楽器がその場で鳴っているものだけを入れて、極力ダビングも少なくして。その場に鳴っている音でパッケージしようみたいな感じでした。 サッシャ:『ミラクルレボリューション No.9』に関してはまた全然違うというか。 山内:ダンスナンバーになっていて。「とにかくパンチのあるダンスナンバーを作ろう」ということで作った曲です。1曲目の『KARAKURI』だったら僕らの演奏のスキルといったらあれなんですけど、得意なところをすごく詰め込んだ組曲的な曲が入っていたりとかします。 ノイハウス:いろいろな形でフジファブリックっぽさを見せるということなんですね。 山内:自分たちがすごく楽しいと思えるアンサンブルであったり演奏をしよう、ということがありました。