ペタペタに落とした火床で直火を疑似体験? ロースタイルを追求しすぎた焚き火台がマジやばい
キャンプナイトを彩る焚き火を安全に楽しむための必須アイテムが、焚き火台です。「DOD(ディーオーディー)」の新商品「ヒコタン」は、焚き火の原点に回帰したともいえる、個性派の焚き火台です。 【写真】究極の低さを追求した焚火台を見る(全4枚) ユニークなアイテム名は、車高を極端に低くしたクルマの通称、「シャコタン」にインスピレーションを得たネーミング。「ヒコタン」も、火床の低さに挑戦した設計となっています。DOD開発者の「地べたに座って直火に近い焚き火をしたい!」という、熱すぎる思いが形になりました。
地面に熱ダメージを負わせない遮熱機能を搭載
地面から火床までの高さは、たったの約7cm。〝極限の低さ〟への挑戦です。まるで地面で直火の焚き火をするような感覚を味わうことができます。 一方で、炎や熱が地面を傷めてしまうことがないような工夫も施されています。本体と地面の間に差し込んである2枚の遮熱板が、地面への熱ダメージをしっかりとガード(風や焚き火の状況によってダメージを与える可能性はあります)。 DODが実施した使用時の遮熱検証では、気温22度、風速2mの条件下で燃焼開始から35分後の焚き火台直下の地温は21~23度。地面への影響は最小限でした。
フラット形状の火床に薪を組めば網焼きも可能
低さを追求した「ヒコタン」の火床形状はフラットなので、薪が組みやすいことも特徴です。火床は、40×40cmで広々とした焚き火スペース。長さ35cmほどの薪なら、そのまま置いて燃焼可能です。 薪の組み方を工夫すれば、ゴトクの代わりとして、湯沸かしや調理に使うことも可能。焚き火の楽しみ方のバリエーションが広がります。 床面は熱効率を考慮したメッシュ構造で、効率的に炎を作ります。燃え尽きた薪の灰は、床面のメッシュシートを持ち上げて、まとめて捨てられます。
設置も収納も手間いらず! スリム形状で持ち運び簡単
低いだけでなく、コンパクトであることも「ヒコタン」のメリット。設置も収納も手間がかかりません。 設置の際は、遮熱板の差し込みとメッシュシート敷設だけで、すぐに薪に着火できます。 収納時は、厚さ約4cmにまでスリム化できるので、付属のキャリーバッグに収めてしまえば、かさばらず持ち運びに便利です。 大地にあぐらをかきながら焚き火にのめり込みたい。「ヒコタン」は、そんなジベタリアンなアウトドアファンにはおすすめの焚き火台なのです。
ソトラバ編集部