【今年こそは貯蓄したい!】話題の「先取り貯金」を始めてみましたが、続けるコツはありますか?
毎年、「今年こそは貯金をするぞ」と意気込むものの、いざ一年が終わってみると、「結局今年も貯金ができなかった……」と、後悔する人も多いのではないでしょうか。貯金は誰もができることではないため、長年の課題として悩んでいる人もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、ちまたで耳にする「先取り貯金」という貯金方法について紹介していきます。
「先取り貯金」とは?
「先取り貯金」はその名の通り、貯蓄または投資に回す分の給料を、あらかじめ差し引いておく貯金方法です。給料を受け取る前に、あらかじめ指定した金額が差し引かれます。残ったお金で生活するだけで簡単にお金をためられますので、やりくりが苦手な人でも利用できます。 先取り貯金の方法にはさまざまありますが、最も利用しやすいものは、勤務先が設定した金額を給料から天引きして貯金してくれる「社内預金制度」「財形貯蓄制度」です。 ■社内預金制度 「社内預金制度」とは、会社が、従業員から依頼されて、設定した金額を預かり貯金する「福利厚生制度」です。導入していない企業もありますので、勤め先が導入しているかを確認しましょう。 また厚生労働省令により、社内預金制度は、最低利率が0.5%以上と定められています。一般的な普通預金の利率が0.001%程度であることを考えると、金利の面でもお得であることが分かります。 ■財形貯蓄制度 一方、「財形(貯蓄)制度」の正式名称は「勤労者財産形成促進制度」であり、社内預金制度と同じく、会社の福利厚生制度です。社内預金制度と異なる点は預金の預け先で、会社が提携している銀行・保険会社・証券会社などに預けます。 また、財形貯蓄は社内預金と異なり、金利が低いことが多いようです。よって、金利だけで考えた場合には、社内預金制度を活用するほうがよいでしょう。基本的には社内預金制度を優先して利用して、会社が財形貯蓄制度しか導入していない場合は財形貯蓄制度を利用する、という選択がおすすめです。