【ラグビー】石見智翠館、國學院栃木との一進一退の熱戦制し12大会ぶりのファイナルへ。
「自分たちはベスト4で一番弱いチーム。だから同点になるのは想定内だったし、まだ時間があるから落ち着いていこうと話しました」 試合後、残り5分で同点に追いつかれたシーンをそう振り返ったのは、石見智翠館のNO8祝原キャプテンだ。疲労がピークに達する中、プレッシャーがかかる状況にも動じることなく巡ってきたチャンスを仕留め切り、表情には充実の色が浮かぶ。 一方、昨年に続きベスト4の壁に阻まれた國學院栃木。吉岡肇監督は「実力伯仲。いいチームでした、石見智翠館」と相手を称えた後、「ロングパントを蹴るべきところでハイパントを上げて、相手にスクラムを与えてしまった。そのあたりの徹底ができなかった」と、最後に勝ち越しトライを与えた直前のプレー選択に悔しさをにじませた。