現金・小切手合わせて約1520万を自分が使用できる口座に入金 横領した疑いで女を送検
業務上預かっていた小切手を自分が使用できる状態の口座に入金したとして5月28日に逮捕されていた40代の女が、他にも小切手の換金や現金を着服するなどしていたとして5日、松江警察署は、合わせて3件、業務上横領の疑いで松江地方検察庁に女を送検しました。 業務上横領の容疑で送検されたのは、出雲市に住む無職の女(49)です。 東京都内に本社を置く会社のグループ会社の事業所で経理を担当していた女は、業務上預かっていた小切手(額面約152万円)を換金した際、本来入金すべき売掛金回収口座ではなく、自分が使用できる状態にあった、グループ会社の互助会名義の口座に入金したとして、5月28日、松江警察署に業務上横領の疑いで逮捕されました。 その後の調べで女は、別の事業所でも、複数回にわたり、売掛金として回収していた現金合わせて約898万円を着服、小切手1通(額面約474万円)を換金し自分が管理する口座に入金していたことも分かりました。 女は調べに対し、送検された3件ともに「間違いありません」と、容疑を認めているということです。 犯行期間は2018年から2022年まで4年間で、総額約1520万にものぼり、女は、借金返済のために犯行を重ね、帳簿を改ざんするなど、隠ぺいを図っていたということです。
山陰放送