デラウェアの生ワイン「ほいりげ」、7日発売 2500本限定
内陸地域の酒販店15店でつくる「やまがた酒彩倶楽部(しゅさいくらぶ)」(田中浩一会長)は7日、県産ブドウ「デラウェア」を使い、発泡性生ワイン「月山山麓 しぼりたて生ワイン ほいりげ・デラウェア」を2500本限定で発売する。毎年すぐ完売する人気商品で、今年は初めて酒販店主が仕込み作業を体験し、甘口でフルーティーな味に仕上がった。 今年は天候に恵まれ、原料のデラウェアは糖度が凝縮されたという。完熟した果皮の色によってやや赤みがかり、完全無ろ過、無添加の生ワイン。ブドウ本来の自然な風味が味わえ、大きな特徴のシュワッとした口当たりが程よく、さっぱりした飲み口になった。 低温発酵後に急速冷却し、上澄みを瓶詰めした。わずかにおりがあり、静かに注げば透明なワイン、おりを混ぜれば薄にごりワインとして楽しめる。保管温度が高いと酵母が再活性化し噴き出す恐れがあるため、冷蔵保管が必要だ。 今年も月山トラヤワイナリー(西川町)で醸造した。「ほいりげ」はドイツ語で「今年できた物」を意味する。720ミリリットル入りで、価格は1980円。同倶楽部と庄内酒彩倶楽部の計22店で扱い、ほいりげの旗が目印。
両倶楽部は酒を通じて山形の魅力を発信しようと、「地産地消」をキーワードにオリジナル商品をつくり販売している。問い合わせは事務局の武田庄二商店023(631)6255。