『アイアンクロー』チャボ・ゲレロ・ジュニア「俺にとってフォン・エリック家は特別だ」 特別映像が解禁!
“ザ・シーク”役を務めた元WWE王者チャボ・ゲレロ・ジュニアのインタビュー映像が到着
4月5日(金)公開のプロレス映画『アイアンクロー』より、本作のプロレスシーンの監修と“ザ・シーク”役を務めた元WWE王者チャボ・ゲレロ・ジュニアのインタビュー映像が到着した。 【動画】4/5(金)公開『アイアンクロー』チャボ・ゲレロ・ジュニア編 『アイアンクロー』は気鋭のスタジオA24が鬼才ショーン・ダーキン監督と組み、プロレス界の伝説にして“呪われた一家”と呼ばれたフォン・エリック・ファミリーの実話を映画化した衝撃作。 『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンが驚異的な肉体改造を行い、主人公ケビン・フォン・エリックを演じている。また、共演には『逆転のトライアングル』のハリス・ディキンソンや人気ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイト、『イエスタデイ』のリリー・ジェームズといった人気俳優たちが名を連ねた。 監督のショーン・ダーキンは、カルト教団による洗脳とトラウマを描いたデビュー作『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で絶賛を浴びた42歳。子供の頃からプロレスに夢中で、フォン・エリック・ファミリーの悲劇に衝撃を受けた一人だったという。 ダーキンは長年取り憑かれていた驚きの実話を、家族の愛情と葛藤のドラマとして再構築。プロレスにまつわる栄光と挫折を掘り下げ、植え付けられた価値観からの解放という今日的なテーマに踏み込んだ、胸の奥深くに刺さる人間ドラマに仕上がっている。 チャボ・ゲレロ・ジュニアは本作のプロレスシーンを監修(レスリング・コーディネーター)だけでなく、「アラビアの怪人」と呼ばれた名レスラー“ザ・シーク”役でも出演している。 彼自身、メキシコのプロレス一家の3代目ということもあって、本作『アイアンクロー』とフォン・エリック家には並々ならぬ想いがあるようで、インタビューでは、フォン・エリック家について「俺にとってフォン・エリック家は特別だ。人生に深く関わっている」と熱く語っている。 実際に、日本でも活躍した彼の父チャボ・ゲレロ・シニアは、本作に登場するフリッツ・フォン・エリックとの対戦経験もあり、そんな縁で本作への参加を決めたようだ。 まず、ゲレロは俳優たちがセットに入る前に、本格的なトレーニングを行った。ゲレロはトレーニングについて、「皆を一室に集めて、本当に基礎から始めたんだ。どうやってリングに上がり、リングの中を回り、どう転がるか。そこから教えたよ」と語っており、彼の指導もあって、劇中のスタントは、ほぼすべて俳優自身がこなしている。 また、「幸い、彼らはやる気に満ちていて、互いを高め合ってた」とゲレロが語っているように、ケビン役のザック・エフロンをはじめ、デビッド役のハリス・ディキンソン、ケリー役のジェレミー・アレン・ホワイトは、撮影のなかで、プロレスに必要な身体の強さや運動能力、そして何よりも重要なショーマンシップを貪欲に学んでいった。 さらに、本作がこだわっているのは、スタントばかりではない。フォン・エリック家が運営していたダラスの名物スタジアム“スポルタトリアム”から、当時のチャンピオンベルトにいたるまで、徹底的なリサーチによって1980年代のプロレスシーンを見事に再現している。そのことについて、ゲレロは「本作のプロレスシーンは80年代の試合そのもので、1984年に戻った気分だった」と感慨深げに語っている。そうした徹底的なこだわりによって、本作はプロレスファンにとって、とても満足のいく出来になっているといえるだろう。
プロレスTODAY