皇治（奥）の戦慄なキックが三浦（手前）の顔面に炸裂した。写真：永島裕基

　相手のお株を奪う見事なサッカーボールキック３連発が炸裂した。 　12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されている格闘技イベント『RIZIN.45』。第８試合はMMA特別ルール（５分２ラウンド）が行なわれ、日本サッカー界の象徴と言える存在「キング・カズ」こと、三浦知良の次男・孝太が「鋼のエンペラー」こと、皇治と対戦。２ラウンド59秒に皇治の左が炸裂し、体勢が崩れた三浦の顔面をサッカーボールキックで粉砕。皇治が圧倒的な強さでTKO勝利を収めた。 【PHOTO】美しすぎるラウンドガール！会場を華やかに彩った、雪平莉左さん＆新唯さんを特集！ 　MMAデビュー戦となる皇治が「キング・カズの次男」を翻弄した。 　第１ラウンド序盤はお互い牽制する展開で進んだが、皇治の左が三浦の顔面を徐々に捉える。さらに終盤には皇治の左フックが入り、三浦の足元がふらついた隙をエンペラーは見逃さず猛ラッシュ。一気に試合を決めようと連打するも、三浦は腰を低く落としタックル気味になんとか耐え抜いた。 　 　だが三浦のダメージの蓄積は大きく、第２ラウンド直後は皇治の強烈な左フックが炸裂。再び膝から崩れ落ち、皇治は猛ラッシュを浴びせる。最後は下になった三浦の顔面を皇治の強烈なサッカーボールキックが発動。相手の顔面を鮮血に染めるほど、戦慄なキック３連発を喰らわせたところで、レフェリーは試合を止めた。 　圧巻の強さを発揮した皇治。三浦の顔面を赤く染め、MMA初陣を完全勝利で飾った。 取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）