藤井聡太名人（左）と豊島将之九段

　将棋の藤井聡太名人（竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21）に豊島将之九段（34）が挑戦する第82期名人戦七番勝負は5月9日、東京都大田区の「羽田空港第1ターミナル」で第3局2日目の対局が行われている。本局は藤井名人が優位に立っていると見られており、このまま押し切るのか、豊島九段が辛抱の中からチャンスを見出せるのか、大注目が集まっている。 【中継】藤井名人VS豊島九段 注目の第3局（生中継中） 　注目の第3局は、先手の藤井名人のペースで進行中。前日の封じ手となった遠見の角が後手の急所を厳しく抑え込んでおり、順調にリードを広げている。豊島九段も簡単には崩れず強靭な受けの技術を駆使して耐えているものの、藤井名人の背中はまだ遠いようだ。棒銀戦法で後手陣突破に成功し快調に指し進めている藤井名人に、ABEMAで解説を務める金井恒太六段（37）は、「模様良しと見ているはず」とコメント。「局面に自信は持っていると思うが、まだ勝ちを意識するというところではないのでは」と印象を語った。 　挑戦者の豊島九段は前日の大長考から、藤井名人との持ち時間に大きな差が付いている。苦しい局面からチャンスを見出すことができるのか、藤井名人がこのまま押し切るのか。クライマックスに向けてますます目の離せない展開となりそうだ。 　持ち時間は各9時間の2日制。 【昼食の注文】 藤井聡太名人　冷やし中華とミニチャーハンセット、アイスジャスミンティー 豊島将之九段　鰻ひつまぶし 【昼食休憩時の残り持ち時間】 藤井聡太名人　4時間2分（消費4時間58分） 豊島将之九段　2時間44分（消費6時間16分） （ABEMA/将棋チャンネルより）