ＥＣＢ金利、中期的にはコロナ禍前よりも高いと予想-スペイン中銀総裁
（ブルームバーグ）： 欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策委員会メンバーのエスクリバ・スペイン中銀総裁は、金利は新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）以前の水準を上回って推移する可能性が高いとの見方を示した。
エスクリバ氏は22日付のエクスパンシオン紙とのインタビューで、金融政策の緩和ペースは当局者が入手するデータに基づき毎回の会合で決定するとした上で、今後数カ月間はＥＣＢは利下げを継続するとみていると述べた。
同氏は、インフレ率が2025年中に２％まで低下し、金利は「現在よりも低い水準」になるというのがＥＣＢのメインシナリオだと指摘し、金利は「それでもパンデミックやウクライナの戦争以前の水準と比べると高止まりするだろう」と続けた。
原題：Escriva Sees ECB Rates Higher Than Pre-Pandemic Over Medium Term
（抜粋）
--取材協力：Macarena Munoz Montijano.
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Thomas Gualtieri
