英国メディアは錦織の逆転負けを「ジョコ戦のウォーミングアップ」と報道
さらに元世界4位のグレグ・ルゼドスキーのコメントを掲載。チリッチ側から、この試合を「チリッチはこの対戦でどうしても勝ちたかった。そしてランキングが6位に上がる可能性とともに、彼にとっては大きな勝利になった。チリッチにとって(6位は)自己最高のランキング。今日は良いプレーがあり、とても気持ちが入っているように見えた」と、解説した。 デイリーメイル紙の電子版は、チリッチが勝利を喜ぶ姿を報道。 チリッチの「とてもいい気分。今日はとてもいいプレーができた。週の終わりによいパフォーマンスができたというのはとてもうれしいこと。今週はいいプレーができているとずっと感じていたんだ。ただ、最初のいくつかの対戦では不運に終わっていた」という試合後のコメントを紹介した。1次リーグ敗退が決定した後に、試合に臨んだ心境については、「2試合も負けて、今日を迎えるのは簡単なことではなかった。自分で自分のモチベーションを高めることも難しかったが、僕はそれができた」と、語ったという。 錦織は、19日(日本時間20日、午前5時)にジョコビッチと対戦するが、過去の対戦成績は2勝10敗で、しかも、9連敗中。 英国のメトロUK紙は、さっそくジョコビッチー錦織戦を予想した。 「多くの人はジョコビッチがマレーに世界ランキング1位の座を奪われたことで、ジョコビッチの気持ちの切り替えについて疑問を持っていた。しかし、彼はベストな状態に戻ってきている」とジョコビッチの調子が右肩上がりであると評価。その上で錦織については「 ラオニッチと世界ランキング3位を争っている錦織はロンドンでは素晴らしい状態で、マレーに勝てなかったのも、不運だったのかもしれない。日本のスターは初戦でワウリンカを下し、チリッチとの対戦を前に準決勝進出を決めた。」と説明した。 同紙の結論は、3セットにもつれこんでジョコビッチの勝利。 「錦織はマレーの対戦では心に残るパフォーマンスをしているが、ジョコビッチもとても集中できている」とジョコビッチの調子の良さを強調した。 運命の準決勝は24時間後だ。