B2ベルテックスが静岡市長に新アリーナ建設を懇願…B1昇格見据えライセンス申請に必須
B2ベルテックス静岡の松永康太社長(40)と加納誠也主将(35)、岡田雄三(28)の2選手が23日、静岡市役所を表敬訪問し、難波喬司市長にシーズン終了を報告した。B2昇格1年目で目標のプレーオフ(PO)進出を果たしたことを伝えるとともに、来季B1昇格を目指す上でライセンス申請に必須の新アリーナ建設を懇願した。 ベルテの主力2人が静岡市の“トップ”に直談判した。今季は5000人以上収容のホームアリーナを確保できなかったためB1ライセンス申請を断念。そんな先がない状況にも、チームはPOに出場する健闘ぶりだった。来季はB2優勝、B1昇格を目指すにあたり加納は「結果を残してB1に行きたいので、よろしくお願いします」と、アリーナ建設を訴えた。 岡田も「今季はファンの熱量がすごかった。リーグ終盤はチケットが取れないという話を聞いたので、大きい“箱”は必要かなと思います」と、アピール。その上で「もっと認知度を広めるために実力をつけたい」と、さらに、強いチームをつくり上げることを誓った。 市は、JR東静岡駅北口の市有地にアリーナ建設事業化に向け、今年度の予算に基本計画策定費などを計上した。今季「何試合か観戦した」という難波市長は「静岡に新しい文化ができた。バスケの魅力、スポーツの力を体感した」と、選手の健闘をねぎらいつつ、新アリーナ建設については「地域住民の理解が得られるかが重要。チームには、ますます活躍してもらうことが大事になる」と、話した。
報知新聞社