台湾の経済自由度、2年連続で4位 過去最高タイ=米シンクタンク
(台北中央社)米シンクタンク、ヘリテージ財団が26日発表した2024年度版の「経済自由度指数」で、台湾は2年連続で4位となった。昨年と並び過去最高タイの順位。国家発展委員会は27日、司法の効率性に関する項目の点数が大きく伸びたとし、近年進められた司法改革が国際的に評価されたことが見て取れるとした。 発表は30回目。今年は184の国・地域を対象に、所有権から経済的自由まで12の指標で自由度を評価した。総合点によって「自由」(80点以上)、「おおむね自由」(70~79.9点)、「中程度の自由」(60~69.9点)、「やや不自由」(50~59.9点)、「抑制を受けている」(49.9点以下)の5段階に分けられた。 台湾は総合80点で3年連続「自由」に分類された。12の指標の中で最も点数が高かったのは「司法の効率性」で94点。最も低いのは「経済的自由」の60点だった。7つの指標で80点以上だった。 首位はシンガポール(83.5点)。東アジア地域では、韓国が14位(73.1点)、日本が38位(67.5点)、中国は151位(48.5点)だった。 (潘姿羽/編集:名切千絵)