西岡良仁、ウィンブルドン前哨戦で世界46位に逆転勝ちし今季初の8強[ロスシー国際]【テニス】
西岡良仁、今季16大会目で8強入り
現地6月26日、ウィンブルドン前哨戦「ロスシー国際」(イギリス・イーストボーン/ATP250)シングルス2回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク102位)は、マルコス・ギロン(アメリカ/同46位)に6-7(8)、6-4、6-2の逆転勝ちで今季初めての8強入りを果たした。 【画像】西岡良仁が8強! 「ロスシー国際」男子シングルス組み合わせ 28歳の西岡は、今季前半戦はなかなか勝利を挙げることができずに苦戦。グラスコート・シーズンを迎えた。 今大会は、3年ぶり2度目の出場。予選1回戦ではアーサー・フェリー(イギリス/同243位)を6-3、6-3で、予選決勝ではアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同81位)を7-6(3)、6-4で下して本戦入りを果たすと、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)のリーアム・ブローディ(イギリス/同146位)を6-3、6-4で勝利。2021年ウィンブルドン以来となる芝大会での白星を挙げた。 迎えた2回戦では、ツアー下部での対戦も含めて2勝2敗と五分の戦いをしているギロン。直近の対戦となった昨年10月の「木下グループジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)で6-7(14)、6-4、1-6の接戦で敗れている相手だ。この日の試合でも第1セットは互いにチャンスを与えずにサービスキープし、タイブレークへ。西岡は2本のセットポイントを握ったが、6-7(8)と逆転でセットを失ってしまう。 あと一歩届かず気持ちが切れてしまうような状況だったが、西岡は第2セット第3ゲームでこの試合初めてのブレークに成功する。直後にはブレークバックを許すも、第5ゲームで再びリードを奪って6-4。セットを取り返すと、流れを失わずに最終セットは2ブレークして6-2で逆転勝ちを収めた。 今季、チャレンジャー大会を含む15大会を戦っていまだベスト8がなかった西岡だが、16大会目にして初めての8強。グラスコートでのツアー大会でも初めて準々決勝に進んだ。 試合後には、自身のSNSで「今年初のベスト8はまさかの芝でした。誰も予想してなかったと思いますが、自分も予想していませんでした」と綴り、「今後はクレーよりも芝に自信を持って戦っていきます。連戦で体も疲れてきましたが、明日もファイトしていきます」とした。 昨年9月のATP250珠海以来のツアー4強をかけて戦うのは、予選決勝で勝利しているブキッチとなった。
Tennis Classic 編集部