あのマドンナの名曲が香水に 新フレグランス「アート ミーツ アート」の創業者が語る音楽への愛
ル・ボー:それぞれの名曲に込められた感情を香りに置き換えられるか想像してみる。いくら有名な曲でも、香りが想像できなければ香水にはならない。
WWD:調香師とのマッチングはどのように行うか?
ル・ボー:調香を依頼するのは、世界最高峰の調香師ばかり。曲のムードに合う調香師にクリエイションを委ねる。コンセプトは説明するが、同じ曲でも、調香師の感性によって全く異なる香りになる。それがまた、面白い。
WWD:名曲をどのように香りに落とし込むか?音楽のコードと香調など対比させるようなフォーミュラはあるか?
ル・ボー:音楽にはコード、香りにはフローラル、ウッディ、シトラスといったような香調があるが、このコードはこの香調といったフォーミュラはない。香りによる音の表現は、調香師の感性次第で変化する。
WWD:ターゲットは?
ル・ボー:音楽とフレグランスに関心があり、ライフスタイルを謳歌している人々。「A.M.A」により、自分の中にある“モジョ”を解放してほしい。
WWD:日本戦略は?
ル・ボー:ノーズショップという素晴らしいパートナーに恵まれた。彼らと大切にブランドを育てていきたい。どこでも購入できるブランドにするつもりはない。