ソシエダ勝負の1カ月で露呈したアノエタでの脆さ 国王杯、CLでもホームで勝てず
ホームでは8試合連続で白星なし
日本代表MF久保建英の所属するレアル・ソシエダにとって、この1か月は今季の運命を決める重要なものだった。 チャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンとの決勝トーナメント1回戦2試合、さらに国王杯・準決勝でマジョルカとのゲームもあった。 しかし、ソシエダは重要なホームゲームで白星を掴めなかった。2月27日にはマジョルカと準決勝2ndレグ、今月5日にはPSGとのCL2ndレグをホームで戦ったのだが、どちらも敗れてしまった(マジョルカ戦はPK戦による敗北)。 実は、ホームでの不安定さは今に始まったことではない。最後にソシエダがホームで勝利を収めたのは昨年11月のセビージャ戦まで遡らなければならない(2-1)。 そこからはCLのザルツブルク戦(0-0)、リーグ戦でレアル・ベティス(0-0)、アラベス(1-1)、ラージョ(0-0)、オサスナ(0-1)、ビジャレアル(1-3)、そして前述したマジョルカ戦、PSG戦と、実に8試合連続でホームで勝ちがない。 PSGとの2ndレグは力関係的にも厳しいカードだったが、国王杯の方はホームでマジョルカに勝ちたかっただろう。勝てば決勝へ進めただけに、ショックは大きい。 国内リーグもホームでの取りこぼしが響いたこともあり、7位に後退している。4位アトレティコ・マドリードとは15ポイントの差がついていて、トップ4入りは現実的ではない。 この1カ月はソシエダの運命を変える期間だったはずだが、ホームのアノエタで白星を増やせなかったのは残念だ。
構成/ザ・ワールド編集部