夜間の「電気料金」が安くなるプランに変更したい!でもその分”昼間”の電気料金が「割高」になる!?
「電気代を節約したい」とお考えなら、夜間の電気料金が安くなるプランへの見直しを検討してみましょう。ただし、夜間料金プランが向いている家庭とそうでない家庭があるので注意が必要です。 生活スタイルや電化製品の電気使用量によっては、逆に電気代が高くなってしまう家庭もあるかもしれません。 本記事では、夜間の電気料金が安くなるプランだと料金単価はいくらくらいになるのか、夜間料金プランをお得に活用する方法とともにご紹介します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
夜間の電気料金が安くなるプランにした場合の料金単価
夜間の電気料金が安くなるプランにした場合、従量電灯と比べてどのくらい節約効果があるのかを調べてみました。 例えば、東京電力の従量電灯Bを参考にすると、「最初の120キロワットアワーまで」が29.8円、「120キロワットアワーをこえ300キロワットアワーまで」が36.4円、「上記超過」が40.49円となっています。 同社の夜間料金プランで23時~翌7時の電気料金が安くなるプランを採用した場合、夜間の電気料金が31.64円、昼間の電気料金が42.6円になるようです。 使用量が120キロワットアワーをこえる場合であれば、夜間料金プランにした方が夜間の電気料金は安くなる計算です。ただし、その分、昼間の電気料金が高く設定されるので注意が必要です。 また、中部電力の従量電灯Bをみると「最初の120キロワットアワーまで」が21.2円、「120キロワットアワーをこえ300キロワットアワーまで」が25.67円、「上記超過」が28.62円となっています。 同社の夜間料金プランを採用した場合、一例として平日22~翌8時の電気料金が16.52円、10~17時が38.8円、それ以外の時間が28.61円となります。 0~8時の時間帯の電気料金が大幅に安くなるため、この時間帯に電気を多く使う家庭には大きな節約効果が期待できるでしょう。
逆に電気代が高くなってしまうパターンもあるので注意
夜間に電気料金が安くなるプランに見直した方がいいのは、洗濯機や食器洗浄機の予約タイマーなどを使って、家事を夜にまとめてする家庭などです。 上記でご紹介した通り、夜間料金プランだと昼間の電気料金が割高になるため、昼間によく電気を使用する家庭が加入すると逆に月々の電気代が高くなってしまう可能性があります。 そのため、日中家にいて昼間に家事をすることが多い人や、在宅ワークでエアコンやパソコンなど昼間に電気を多く使用する人などは、夜間に電気料金が安くなるプランを選ばない方がいいでしょう。