西側の窓が大問題。明るいわが家を目指すも、夏の西日&冬の冷気に後悔
夏になるとワイドにした窓に強烈な西日が!
筆者夫婦が入居したのは4月。冷暖房を必要としない、比較的過ごしやすい季節でした。朝起きて2階リビングに向かうと、すでに電気をつけなくてもいい明るさになっていて感激。 日中は、2階のLDKだけでなく、どの部屋、どの場所にいても、電気をつけずに自然光の明るさで過ごせます。自然光の光は心地よく、窓のサイズをアップしてよかったと満足していました。 ところが、夏になると状況が一変します。 連日続く猛暑。午後にはワイドにした西側の窓を、強烈な西日が直撃。エアコンをつけていても効かないほど、家の中が暑くなってしまうのです。あわてて、窓の外にサンシェード(写真)を取りつけました。
冬は窓辺に冷気がたまり室温が急降下!
また、冬も問題発生。日のあたらない窓辺は、とても寒いのです。朝早くにカーテンやハニカムシェードをあけると、窓からの冷気で室温が下がり、温めていた部屋が冷えてしまうことに。 わが家は、リビングと寝室のワイドな窓には、ハニカムシェードを使用しています。しかし、冬は、起きてすぐにあけることはありません。日がのぼって、窓辺が暖まってからあけるようにしています。 それでも冷たい冷気を、ダイレクトに浴びることがありました。それは氷点下になった冬のある日。いつものように日がのぼってから、ハニカムシェードをあけたときのことです。 むやみに窓を大きくしてしまうと断熱性が下がり、夏や冬の暮らしに影響がでることを実感しました。
西側の窓は大きくするより、小さくした方がよかった
4年住んで感じたことは、リビングや寝室は南にも窓があるため、西側の窓をワイドにしなくても十分に自然光が確保できたということです。大きくするのではなく、逆に小さくするとよかったのかもしれません。 ワイドな窓にして断熱性が下がり、夏がくるたび、大きなサンシェードの取りつけにひと苦労しています。 今さらながら、図面を見て暮らしをイメージできなかったことを反省。窓を設置する位置や大きさが、省エネや日常生活に大きく関わってくることを、身をもって感じています。
富山かのん