森保ジャパン、シリアに5発の大勝!最終予選へ 堂安・久保・南野・三苫・伊東…タレント揃い、熾烈極める2列目争い
サッカーW杯アジア2次予選 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア2次予選は11日、広島市のエディオンピースウイング広島でB組最終戦が行われ、日本はシリアに5―0で大勝し、不戦勝を含めて6戦全勝で終えた。日本サッカー史上初となる2次予選を無失点全勝で突破した森保ジャパンは戦力が充実。最終予選に向けて、特にタレント揃いの2列目争いは熾烈を極めている。 【写真】前半に先制ゴールを決めた上田。鮮やかに頭で合わせた ■攻撃的3バック機能 ■上田が先制!!5発日本 試合は既にB組1位で最終予選進出を決めていた日本が前半に上田綺世(25)=フェイエノールト=の先制ヘッドから怒濤のゴールラッシュ。堂安律(25)=フライブルク=の得点などで3点をリードして折り返すと、後半には相馬勇紀(27)=カザピア、南野拓実(29)=モナコ=が加点した。森保一監督(55)が導入した攻撃的3バックが機能した。 9月に始まる最終予選は、2次予選を勝ち上がった18チームが3組に分かれて争われる。組み合わせ抽選は27日に行われる。 2次予選で怒濤の24得点を決めた日本。原動力となったのは欧州のクラブで主力を張るタレント揃いの2列目だろう。 この試合では2戦連続ゴールを決めた堂安、2ゴールにからんだ久保建英(23)=レアル・ソシエダード、とどめの5ゴール目を決めた南野が初めて同時先発して輝きを放った。 前半19分、得意の左足で2人の相手DFの間を抜く技ありのゴールを決めた堂安は「僕たちも素晴らしい試合ができたと思います」と胸を張った。久保も得意のドリブルとパスで相手の守備を崩すプレーは見事だった。後半40分、ペナルティーエリア左から中央に運び、ゴール右に巧みな内巻きのシュートを決めた南野も「狙ってました。代表で決めるのは常に特別なんで」と笑顔が出た。 さらに、左サイドには腰痛で戦列を離脱している三笘薫(27)=ブライトン=や、2試合連続スタメンとなった中村敬斗(23)=スタッド・ランス=がいる。 右サイドも女性スキャンダルが発覚した伊東純也(31)=同=が所属クラブで好調を維持しており、森保監督も「今も(伊東)純也は大切な戦力です」と最終予選で伊東の招集を示唆している。