（写真：山形新聞社）

　バスケットボールの全国高校選手権（ウインターカップ）の県予選を兼ねた第35回県高校選手権が19日、開幕する。男子36チーム、女子25チームが出場。男子は7連覇が懸かる羽黒、女子は6連覇を狙う山形中央を軸に、優勝争いが繰り広げられそうだ。 　男子の羽黒は、加藤誠大、八木叶らが鋭いドライブから得点を狙い、身長198センチのサインビルグ・オチルら外国人留学生がゴール下で存在感を発揮する。本年度の藤井・高野杯、県高校総体で羽黒に敗れた米中央が雪辱を期す。195センチの布川稜馬をはじめ高さのある選手がそろい、リバウンドで優位に立ちたい。県高校総体4強の山中央と日大山形が割って入れるか。 　女子の山中央は、シュート力のある米村藍やドライブが得意な佐藤咲優、Ｕ―18女子日本代表として8月に国際大会に出場した宮林美優がチームの中心を担う。県高校総体決勝で山中央に敗れた酒田南は、身長186センチの外国人留学生で1年のソウ・アミナタを擁し、勝機をうかがう。同ベスト4の山形学院と鶴岡東に加え、地力のある山形商なども上位を狙う。

　本年度は地区予選を行わず県予選に一本化した。男子の新庄北と新庄南、女子の酒田西と鶴岡中央、新庄神室産と新庄南は合同チームで臨む。 　1回戦から準々決勝までは19、20の両日に山形市の県体育館など4会場で実施する。準決勝は26日、決勝は27日に同市総合スポーツセンターで行う。男女の優勝校は、12月23～29日に東京体育館などで開かれる全国大会の出場権を得る。