山川豊と水森かおりが和菓子屋で一日店長
演歌歌手の山川豊と水森かおりが26日、東京・中央区日本橋浜町の和菓子屋「銀座あけぼの」で一日店長を務めた。 この日の一日店長は7月2~26日の明治座公演「山川豊・水森かおり 特別公演」の制作発表を兼ねたもの。芝居の役柄である和菓子屋の衣裳とエプロンを身に付けた2人は、集まった客に当日限定のまんじゅうを手渡すなど笑顔で接客に励んだ。 劇中では兄妹役を演じるが、山川は「時代劇だと言葉づかいや歩き方など難しいところもあるけど、今回は現代劇なので素のままでいけると思います」。 水森は「私は3年くらい旅をしている“寅さん”の女性バージョンのような役どころなのですが、山川さんと初めての共演が兄妹役で良かったです。恋人役とかだったらどうしようかと思いました」とジョークを飛ばして笑わせた。 さらに、「舞台も明治座界隈の人形町だし、私も東京生まれなので、そういう意味ではありのままで演じられると思います。稽古はこれからですが、お兄ちゃんとどういう形で絡むのか、今から楽しみです」と意気込んだ。 また、山川は同作に2人の所属事務所の後輩にあたる男性3人組歌謡グループ「はやぶさ」も出演することに触れて、「台本をまだ見ていないので、『はやぶさ』の3人がどういう役になるのか分からないですが、人情喜劇なので楽しいお芝居になれば」。公演は2部形式となっており、第2部のコンサートでは3月に発売した新曲『螢子』も披露するが、「たくさんの方に(カラオケなどで)歌って頂いているようで、ありがたいですね」と感謝した。 一方の水森も今年はデビュー20周年のメモリヤルイヤーだが、同舞台では「NHK紅白歌合戦」でおなじみの衣裳も “明治座バージョン”で披露するそうで、「明治座でしか見られない特別なステージになると思います。山川さんとのデュエットもあるので楽しみにして頂ければ」と笑顔でアピールした。