今年の「NHK紅白歌合戦」初出場組の顔ぶれは?
大晦日に放送される「第65回NHK紅白歌合戦」の「紅組」司会者が女優・吉高由里子に、「白組」司会者が「嵐」になることが10日、NHKから発表された。 吉高は今年放送の朝の連続テレビ小説「花子とアン」で主演を務めていた。 一方の「嵐」は昨年に続き、5回連続の「白組」司会となる。 例年、「紅白」の出場歌手は11月下旬に発表されるが、気になるのは初出場組の顔触れだ。 昨年は「白組」として泉谷しげる、アイドルグループ「Sexy Zone」、男女5人組ロックバンド「サカナクション」、クリス・ハート、演歌歌手の福田こうへい、サウンドクリエーター・Revoが主宰する幻想楽団で、アニメ「進撃の巨人」のオープニング主題歌「紅蓮の弓矢」、「自由の翼」を歌う「Linked Horizon」の6組、「 紅組」としてアイドルグループ「NMB48」、ガールズユニット「E-girls」、シンガーソングライターのmiwaの3組の計9組が初出場を果たした。
■ベテラン歌手勢には厳しい逆風も レコード会社スタッフはこう語る。 「昨年の『紅白』といえば、音楽界の大御所の北島三郎さんが“卒業”を発表しましたが、今年は出場歌手のさらなる若返りが予想されます。若手が増える反面、ベテラン歌手勢にとっては厳しい逆風が吹くのではないでしょうか」 また、芸能評論家の三杉武氏が続ける。 「近年の『紅白』は、とくに若い世代の視聴者獲得に力を入れている気がします。人気声優の水樹奈々さんや数多くのアイドルグループを重宝していますし、昨年に人気アニメ『進撃の巨人』の主題歌を歌う『Linked Horizon』を選出したのも、この流れでしょう。印象的だったのは、07年に“アキバ枠”と称して当時グラビアアイドルだったリア・ディゾンさんを出場させたことですね。正直、『NHKもなかなか冒険をするなあ』と思いましたね」 ■『アナ雪』のMay J.、『乃木坂46』は有望か そのうえで、今年の「紅白」初出場組をこう予想する。 「今年ブームになったディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』の主題歌を歌うMay J.さん、CDの売上が好調の『乃木坂46』、AKB48グループの国内最後発グループながら勢いのある『HKT48』あたりは出場の可能性が高いのではないでしょうか。あと、子供たちに大人気の『妖怪ウォッチ』の楽曲を担当する音楽ユニット『キング・クリームソーダ』と『Dream5』、昨年初出場が取り沙汰された『SEKAI NO OWARI』にも注目しています」(三杉氏) 果たして今年はどんなアーティストたちが大晦日のステージに立つことになるのか!? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)