【RWS】吉成名高、53kgでの試合に「自分がどういう動きが出来るのかなって自分でも楽しみ」「3Rの中のどこかで倒せればいいかな」
2024年4月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBA『RWS JAPAN』(U-NEXT配信)の前日公開計量が、13日(土)同会場にて14:00より行われた。 【写真】対戦相手のマルティネスはバンタム級だけにサイズが名高よりも大きい セミファイナルの53.07kg契約3分3Rで対戦する、名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)は52.92kg、ケビン・マルティネス(スペイン/T-DED99)は52.66kgでそれぞれ計量をパス。 計量を終えた名高は「いつも通りです。あとは体調をしっかり整えて試合をやるだけです」と、準備は整っているとした。 対戦相手と初めて向かい合った印象は「上半身はデカいですけれど、想像していたよりも足が細いなと思いましたね」というもので、ならばローキックが効かせられそうかと聞かれると「ムエタイスタイルなのでカットはしっかりしてくるとは思うんですけれど、スピードが僕の方が分があるのでスピードを使えば攻撃は当てて行けると思います」と自信をのぞかせる。 今回の試合は、四階級制覇への試金石として53kgで行う。そのことについては「正直スーパーフライ級の方が動きはいいと思うんですけれど、今回の試合は53kgということでそれに向けた体調・体重管理もしてきたので自分がどういう動きが出来るのかなって自分でも楽しみです」と、リング上での自分の動きが楽しみだという。 「スピード自体はそこまで変わらないと思います。僕のスピードは活かせたままだと思います」と、体重は重くなったがスピードは変わらないとし、「52kgの方が動きはいい、ベストがそっちだと思っているので。ただ、明日試合をしてみてどういう動きになるかってところですね」と自分にとっても未知数だとした。 60戦のキャリアを持つ名高だが、意外にもヨーロッパ系のファイターと戦うのは今回が初。「凄いタフなイメージがあります。彼のスタイルはムエタイスタイルにヨーロッパ人特有のフィジカルの強さを活かして前へ出てくる戦い方をする選手で、それにプラス崩しとかヒジも使うタイプなので警戒するところは多いのかなと思うんですけれど。 ただ、自分もムエタイに関しては同じ階級でやっている以上は誰にも負けない自信があるので、ムエタイの土俵ではもちろん僕が上回るし、相手がフィジカルを活かして前へ出てきても対応できるようにはしてきているので問題はないと思います」と、警戒することは多いとしながらも対応は出来るとした。 KOに関しては「1Rから行くというよりは、3Rあるので3Rの中のどこかで倒せればいいかなと思っています。いきなり行くとタフな分、こっちも消耗があると思うので散らしていって、効かせたタイミングで一気に行って倒していけたらと思っています」と、タイミングを見計らってKOしたいと話す。 RWSの第2回日本大会に関しては「前回の大会も盛り上がったし、今回も期待してくれるファンの方は多いと思うので、そのファンの皆さんに期待以上のものをみんなで作り上げていきたい気持ちが強いです」と、出場する選手全員でムエタイの魅力を伝えていきたいとする。 また、タイではクマンドーイvs.クンスックレックという軽量級注目の一戦が行われ、クンスックレックが勝利。両選手ともタイで名高の対戦相手として名前があがっている選手であり、この試合の結果をどう思うかと聞かれた名高は次のように答えた。 「クマンドーイ選手がちょっと雑だったのかなって印象があって。それはムエタイだけでなくキックボクシングもやっているから勝手が分からなくなっているのかなって感じはしました。そこにクンスックレック選手の攻撃が入ったので。やる前はクマンドーイ選手が有利かなと思っていたんですけれど、蓋を開けてみたらクンスックレック選手が上手かったなって印象です」 名高の28連勝を上回る40連勝を達成したクンスックレック。名高は「40連勝している選手はなかなかいないと思うので、いずれどこかで交われたらいいなと思うんですけれど、いずれ戦うんじゃないかなと勝手に思っています。いつ組まれても、僕は準備できています」と、いずれ戦うことになるだろうし、いつその時が来てもいいと答えた。
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