官製談合事件で前町長の有罪判決確定 第三者委員会が再発防止策報告 福島・石川町
テレビユー福島
町発注の工事をめぐる官製談合などの事件で、福島県石川町の前町長が有罪判決を受けた問題で、第三者委員会は入札制度の見直しなどの再発防止策を盛り込んだ報告書をまとめました。 【写真を見る】官製談合事件で前町長の有罪判決確定 第三者委員会が再発防止策報告 福島・石川町 石川町では町発注の工事をめぐる官製談合や収賄事件で、塩田金次郎前町長の有罪判決が確定しています。この一連の事件を受け、経緯や再発防止策について検討を進めてきた第三者委員会は、報告書をとりまとめ、3日、首藤剛太郎町長に提出しました。 報告書では「前町長の倫理観やコンプライアンス意識の欠如が直接的な要因」と指摘。また、再発防止策として、入札制度については指名競争入札ではなくより透明性や公平性が高いといわれる一般競争入札に原則、変更することや、入札の監視体制を強化することなどが盛り込まれています。 第三者委員会・伊藤宏委員長「どんなに厳しいルールを作っても、不正というものが100%防げるという訳ではない。そういうことが起きないような職員の倫理観であるとか、コンプライアンスの意識であるとか、そういうものを高めるような日常的な活動・取り組みが必要であると思っている」 石川町では今後、報告書をもとに、今年度中に再発防止にかかる入札制度の見直しを行い、来年4月からの運用を目指すことにしています。
テレビユー福島