容疑者立ち会い実況見分 死亡事故直前の追突事故の現場
熊本朝日放送
熊本市で飲酒運転の車に女性がはねられて亡くなった事故で、警察は容疑者立ち会いのもと、実況見分を行いました。 西嶋宏一郎アナウンサー 「規制線を張り、被疑者立会いのもと、車の裏で実況見分が行われているとみられます」 事故があったのは、6月15日、熊本市中央区細工町で歩道を歩いていた熊本市児童相談所の職員、横田千尋さん(27)が飲酒運転の車にはねられ亡くなりました。 警察は運転していた中央区島崎に住む松本岳容疑者を酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで逮捕・送検しました。 松本容疑者の呼気からは、基準値を超えるアルコールが検出されました。 泉田寛典記者 「被疑者は車の中から受け答えをしているということです」 捜査関係者によると、松本容疑者は死亡事故の直前に、現場から300メートルほど離れた路上で、トラックに追突する事故を起こしていて、そこから逃走する際に死亡事故を起こしたとみられています。 30日の実況見分は、午前0時半すぎから行われ、松本容疑者を事故を起こした同型の車両に乗せ、トラックとの追突事故があった現場で当時の状況などを確認したということです。 警察は、危険運転致死の疑いも視野に、捜査を進めています。